PJCS2021本戦 金玉ビートダウン with カチカチ馬&暴れ牛
はじめに
はじめまして、小幸(@yuki_pkmon)と申します。
今回は5月9日に開催された「ポケモンジャパンチャンピオンシップス2021本戦」の振り返りと本大会で使用した構築の採用意図などを書かせていただいています。
至らない点も多いかと思いますが暖かい目で読んでいただければ幸いです。
構築の経緯
スタート:
初期は超合金究極ひいらぎっ!さん(@hiragiwarabi39)がS12に使用していた「ガブリポスイッチ」から始まりました。
使用感としてはとてもよく「完成された構築」という印象でしたが自分のプレイングでは全国レベルに持ち込むのは難しいと判断しました。
本大会はレベルの高いプレイヤーが多く参加されるものだったため、自分のプレイヤースキルが他のプレイヤーと釣り合っていないと自覚した上で今回の構築を考え直すことにしました。
2代目:
二代目は地面枠をASランドロスに変更し、さらにもう一つのダイマックス枠として、予選でも使用していたアナライズポリゴン2にしてみましたが上からの「怪電波」がどうしても厳しく全国ダブルでは少し難しいと感じてしまいました。
またスイーパーの枠をにすることにより初手から飛んできたダイマックスランドロスを「嫌な音」+「水流連打」で処理することができ、レジエレキの通りを無理矢理よくすることはできましたがあまり「水流連打」単体の火力が信用できなかったため一度寝かすことにしました。
3代目:
この辺りで偽装トリックルーム構築を思い出し、レジエレキ+のビートダウン構築(別名:金玉ビート)をベースとして考えることにしました。
その際、どうしても重くなってしまうランドロスやガブリアスに牽制するために威嚇枠を2枚、HAベースのランドロスとガオガエンを採用することになりました。
これでもドラパルトの対策が足りないと感じてしまい、一緒に構築を考えていたひよこくん(@hiyokoko03)から「鉄壁ブリザポス」の案をいただき物理面への回答が固まりました。
元々の耐久も高い上に特性の「しろのいななき」でAに振らずとも終盤に火力を出せるとても使いやすい詰めポケでした。
しかし構築を使っていく中で問題点が大きく3つありました。
①詰める際にテッカグヤなどの特殊面の受けが難しい
②ウーラオスの処理が間に合わない
③レジエレキが処理された後、カプ・レヒレに「瞑想」積まれて処理ができなくなる
の3点が目立ちました。
最初は「バークアウト」ゴリランダーや「身代わり」ウツロイドなどを試してみたものの、上3つを全て見れるポケモンがなかなかいないと感じてしまいました。
そこである本戦一週間前の調整合宿で、yukiyaさん、やなぎくん、クロくんの四人で自分のボックスの中をザッピングしているとカプ・ブルルというポケモンに注目しました。
ゴリランダーと違い格闘、悪に対する受けだしが可能な上、襷を持たせることで「鉄壁ブリザポス」が苦手とするテッカグヤに対して2回バークアウトを入れることが可能になりブリザポスで押し切ることを可能とするとても優秀なポケモンでした。
これで出来上がった構築がこちらとなります
個別解説
レジエレキ
実数値:155-108-70-152-71-277
努力値:CS252 D4
性格:臆病
持ち物:命の球
技構成:ライジングボルト / ボルトチェンジ / 神速 / 守る
ライジングボルト→ダイマックス時に最大打点のため。実はH4振りのダイマックスレイスポスを手助けダイサンダーで最低乱数以外であればワンパンできる火力あります。
ボルトチェンジ→元々は「エレキネット」だった枠でしたが構築の性質上、レジエレキは基本的にダイマックスする前提で他採用されているポケモンがあまり「エレキネット」の恩恵を受けないため、ある程度対面操作が可能となる「ボルトチェンジ」の方がいいのではと とり。さん(@cantfly_ss)からアドバイスをいただき採用させていただきました。使用感としては「エレキネット」よりも活躍する機会が多く正解でした。
神速→ウーラオスなどの「不意打ち」択を完全に無視できる最強の先制技でした。たまにダイアタックを上から入れることによりカプ・ブルルやランドロスが中速アタッカーを抜くことができ使用感はとてもよかったです。「破壊光線」と悩みましたが非ダイマックス時に最後の一押しが欲しいという盤面が多く火力よりかは命中安定と優先度+2を選ばせていただきました。
実数値:189-215-110-X-100-120
努力値:H196 A244 S68
性格:意地っ張り
持ち物:突撃チョッキ
技構成:地震 / 岩なだれ / 空を飛ぶ / 蜻蛉返り
技構成自体はスタンダードなチョッキランドロスです。
蜻蛉返りを採用することでサイクル戦が苦手でもアド損そこまでせずに立ち回ることができました。
元々はASラムで採用していましたがダイマックスを切らない時のASランドロスの使い勝手が難しく耐久に振ることである程度の受け出しができることになり使いやすくなった印象でした。
その反動でフシギバナの「眠り粉」やレイスポスの「鬼火」などの耐性が落ちてしまったのが少し不安でしたがラム持ちが環境に多くいたことによりそれを警戒し安易に打ってくる方が少ない印象だったためチョッキでも問題なかったと感じました。
実数値:202-136-125-90-135-85
努力値:H252 A4 B116 D100 S36
性格:慎重
持ち物:混乱実
技構成:フレアドライブ / バークアウト / 猫騙し / 捨て台詞
構築経緯でも話しましたが、本構築では特殊アタッカーをなるべく腐らせる立ち回りがだいじになるため「バークアウト」の採用は必須だと思いました。
初期案では「挑発」を使用していましたが「挑発」を相手に入れてからのこちらの行動があまり強くないため不採用となり、対面操作を可能とする「蜻蛉返り」もしくは「捨て台詞」を採用優先しました。
実数値:147-X-183-80-150-61
努力値:H252 B132 S124
性格:図太い
持ち物:進化の輝石
技構成:ナイトヘッド / 凍える風 / サイドチェンジ / 手助け
S調整→S+1で最速モロバレル抜きまで振っています。
手助け→レジエレキのダイサンダーに手助けを載せることがコンセプトのパーティのため、手助けは必須枠として今回採用させていただきました
サイドチェンジ→ブリザポスに飛んでくる初手の格闘技をサマヨールで透かしながら鉄壁を積むため採用
ブリザポス
実数値:207-166-192-X-136-52
努力値:H252 A4 B196 D44 S12
性格:わんぱく
持ち物:食べ残し
技構成:氷柱落とし / ボディプレス / 鉄壁 / 守る
HD→控えめテッカグヤの+1メテオビーム確定耐え調整
S→無振ブリザポスやモロバレルを抜くため、Sに気持ち振りました
残りB→「ボディプレス」打点のため
食べ残し採用→確定数を変えれる食べ残しを採用
カプ・ブルルのグラスフィールド込みでかなりの回復量があり、「バークアウト」込みのテッカグヤの「ラスターカノン」であれば殴り合いで勝つことも可能です。
実数値:145-200-135-106-103-127
努力値:AS252 C4
性格:やんちゃ
持ち物:気合の襷
技構成:ウッドホーン / バークアウト / マジカルシャイン / 守る
襷採用理由→バークアウトの試行回数を増やすために襷を採用。またゴリランダーと違い下から殴る関係上襷が潰れてもウッドホーンで復活することが多く相性がよく感じた。
やんちゃ採用意図→カプ・ブルルの特徴であるサブウェポンの「マジカルシャイン」は意地っ張り一撃ウーラオス(D4振り)に対して乱数43.7%とあまり信用できないため、襷採用であれば耐久はあまり気にする必要がないので下方修正をDにかけることにより確定1発で処理することが可能となりました。
最後に
今回は急ぎで作成した記事のためあまり凝った内容にはできず申し訳ございませんでした。
もし需要があれば構築経緯の詳細などお話しできますのでお気軽にDMなどで質問ください。
今回は一緒に構築を考えてくれた ひよこくん(@hiyokoko03)、yukiyaさん(@PmYukiya)、やなぎくん(@yanagiT_poke)、クロくん(@f_kc56)
そして練習たくさん付き合っていただいたたくさんの方々、
本当にありがとうございました!
またどこかでお会いしましょう!!